葛西りまさんはなぜ自殺してしまったのか。浪岡中学校のイジメの真実に迫る。


黒石よされの写真コンテストで入賞した10日後に自殺してしまった少女、葛西りまさん。
彼女はまだ中学二年生という若さだった。
笑顔でいっぱいの葛西りまさんの心のなかにはどんな想いがあったのだろうか。

 

コンテストの写真が公開

ご家族の意志により、葛西りまさんの写真や実名が公開された。
写真は以下のものだったようだ。

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満面の笑みで津軽手踊りを踊る葛西りまさん。
この写真は、写真家の男性が偶然に撮影し、その後に黒石よされの写真コンテストに応募したところ、黒石市長賞に入賞した。

しかし、その入賞から10日後に葛西りまさんが亡くなり、それを知った市長が入賞を取り下げたことが事の発端だった。

市長からすれば、亡くなった葛西りまさんの写真をコンテストで並べるのは自粛したほうがいいという判断で、今回の入賞の取り下げを決定したようだ。
しかし、世間の目にはそうは映らなかったようで、写真をあえて取り下げるほうが問題であるというようにネット上で話題となってしまった。

その後、葛西りまさんのご家族のかたが、亡くなった中学二年生、つまり葛西りまさんの実名と写真を公開することを決意した。

 

なぜ実名と写真を公開したのか

ネットで叩かれるニュースとして話題になってしまった黒石よされの写真コンテストであるが、そんな中でもご家族は実名と写真の公開をした。

それにはこんな想いが込められていた。

葛西さんの父親(38歳)のコメント

「娘は手踊りが好きで、仲間と幸せな時間を過ごしてきた。

写真のような笑顔が本来の表情。かわいそうなだけの子どもではない」

続けて、実名と写真を公開した理由について、

「いじめをなくしたいという訴えの力になると信じている」

葛西りまさんの父親は、りまさんが世間から可哀想な少女だと言われていることを払拭したかったそうだ。
公開された写真からは、葛西りまさんの幸せそうな笑顔が見られ、温かい気持ちであふれているような姿だ。

葛西りまさんは、本当に幸せな子どもだったのだと世間に理解してもらいたい。
そんな父親の想いが今回の公開の発端となっていた。

そして、この写真と実名の公開、並びに中学校名の公開をすることによって、イジメをなくしたいというメッセージも込めていると話す。

葛西りまさんは遺書も残しており、それも公開されている。
遺書に関しては、実際の遺書の画像も含め、下の記事にまとめている。

⇒葛西りまさん、遺書として加害者に向けて悲痛なメッセージを残していた。

 

浪岡中学校について

葛西りまさんの通っていた中学校は、青森市にある浪岡中学校(なみおかちゅうがっこう)である。

外観はこのようになっている。

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1学年に130名ほどの生徒が在籍しており、中学校全体で435名の生徒を抱える大きな中学校である。

学校の職員数も41名とかなり多い。

そんな浪岡中学校でのイジメが原因で自殺してしまった葛西りまさん。

公開されている情報によると、中学1年生のときに悪口などで始まったりまさんへのイジメが中学二年生になってクラス替えになるまで続いていた。
そして、4月のクラス替えをしたことで一時はイジメは落ち着いたが、6月あたりからまたイジメが再開してしまったという。

学校側は、イジメという認識をしていなかったため、対応できなかったと証言している。

また葛西りまさんは以下のような遺書も残していた。

「また皆で優勝したかったけど、行けなくてごめんなさい」

亡くなった月の25日に津軽手踊りの大会を小学6年生の仲間たちと参加することが決まっていた葛西りまさん。
その大会への心残りが現れている遺書であった。

 

ネットでの声

このイジメによる中学生の自殺を引き起こしてしまった事件に対して、ネットでは多くの書き込みが見られた。

「本当に悲しい事件です。葛西りまちゃんのお父さんが願うように、今いじめられている中学生が一人でも多く救われることを願ってます。」
「葛西りまちゃんは本当に頑張って戦ってたんだと思う。」

中学生のイジメがなくなってほしいと願う声が多かった。


  • 2016 10.18
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